「P’s-WASHの開発ストーリー」

犬の散歩の持て余した空間の中で
もし、私が犬だったら。犬が財布を持ったなら。
どんな物をまず最初に買うだろう。そう考えました。

食べ物? 玩具? 飼い主と一緒に遊ぶフリスビー?
加えて、24時間対応の動物病院があったり。
犬も欲しい物やサービスが与えられ、不自由のない社会。

そのわりに、この子達は嫌がったり、怯えたりする事も多いような気が胸中に突如溢れ
人間だったら、まず最初にあるべき物が犬にはないんじゃないのかと率直に感じました。
もし犬が財布を持ったなら、嫌がったり、怯えたり苦痛を感じないで済むような物を
最初に買いたい、そして必要に感じるはず。

こういった理由で、最初の商品コンセプトとして、
「犬が財布を持ったら、まず最初に買う商品。」を掲げ、商品考案の基本としました。

「犬が欲しい商品を作っても、実際に買うのは人間だからね。」
との苦言も多く頂きました。
しかし年々成熟するペットと人間の関係の中で、ペットの気持ちを懸命に考える人は必ず増えるはず。
その時に、実際に売れればいい。
そして市場に新たな一石を投じたい。と思い単独で開発に着手しました。
そこから、私の犬達が怯えるイメージの強かったシャワーに焦点を定めるまでは
時間はかかりませんでした。

しかし、「何を怯えるのか?」を具体的に付きとめ改良する作業は個々の犬の性格によっても
差があり、より多くの犬のデータを集める為、近所の愛犬家さんなどから、いろんな種類の犬を
借りてきて改良を加えながら一年以上会社近くの自宅浴室で洗い続けました。
特に最初のうちなど噛まれた回数など数えきれません。

半年も経過し多くの犬達と1対1で向き合ううちに、反応を見ずとも表情からかなりの情報が
わかるようになり、意外にも彼らと会話も弾み、その頃から開発も充実していきました。

結局、彼らがお風呂で認めてくれる試作品が出来るまで1年3ヶ月を要し
従業員と家族が呆れきった頃、私のピースウォッシュは誕生しました。

もちろん犬は財布を持っていませんが発売以来、店頭にほとんど置かなくとも、主にインターネット直販を
中心に早々に出荷数一万個を突破。
いま率直に思うのは、一途な努力は形になること。
そして、人間とペットとの気持ちの距離は市場が考えるよりも間違いなく縮まっている事です。
予想を超えて多くの飼い主達が、ペットの気持ちとのシンクロを始めており、それに伴って
ニーズも確実に「人間の欲しい」から「ペットの欲しい」へ、本質的シフトが起こっています。


「なぜシャワーなのか?」

清潔でいる事は、共生を営むペット達にとって、今や飼い主側から見た必須条件になっています。
しかしその手段として、シャワーでどんなに嫌がって暴れても押さえつけられ
洗われているペット達がいて

それしか選択肢がないにせよ、どんな気持ちで洗われているのか?
定期的に必ず訪れるその日をどんな気持ちで待っているのか?
ペット達の気持ちを想像してみて下さい。

そんな中でも、私達をいつも笑顔でもてなしてくれる彼らが心から愛しくさえ思えます。
私だったら、あんな笑顔はきっと出来ないかもしれないのに。

ある調査では約7割以上のペットがお風呂嫌いとされており、7割以上の家庭で

視点を変えて。
ありえない話ですが、人間に例えて考えると「もし、お風呂が嫌いになるぐらい恐ろしいシャワーが
家にあったなら? (ケガしそうなぐらい痛い! 大嫌いなガラスを爪で掻くの音がする!など。)
 おやつや玩具・洋服や旅行よりも先に、怖くないシャワーを欲しくなると思うんです。
極端な例を挙げましたが、本質的に彼らはこんな感じに思っているはずです。

だから、「犬が財布を持ったら、まず最初に買う商品。」 私達の答えは
ペット用のシャワーなんです。


最後に

私達は、従業員も数人程度の本当に小さな会社です。
道端で見れば小さな小石程度かもしれない。でもその大きさ。
ダイヤモンドだったら大きなダイヤモンドなんです。
そういう意識で自信を持ってこれからも商品開発し皆様の期待に応える輝いた商品を作っていく
所存です。これからも宜しくお願い致します。

< 製品開発および当文書の製作 > 
代表取締役 永野 弘樹